蔵王町は、町内２カ所に再編する認定こども園（おおぞらこども園、おひさまこども園）の増築・改修工事を施設ごと（電気、機械込み）２件に分けて条件付き一般競争入札で公告した。

参加申請は今月２８日まで受け付け、入札は１０月２６日１４時から順次行う。

参加資格は、おおぞらこども園は県内に本社、本店または営業所を有する建築工事Ｓ等級以上および土木工事Ａ等級以上。おひさまこども園は大河原土木事務所管内の本社または営業所を有する建築工事Ａ等級以上。いずれも過去１０年以内に国または地方公共団体が発注した建築工事を元請としての施工実績など。

おおぞらこども園は、永野地区にある永野保育所と永野幼稚園を再編するもの。塩沢上野地内に位置する永野幼稚園のＲＣ造平屋建て、延べ７６５・５６平方㍍の既存施設を活用しつつ、ＲＣ造平屋建て、延べ７６１・０８平方㍍の園舎を増築する。また、敷地東側および北側の用地約４２００平方㍍の造成や既存園舎改修なども実施する。予定園児数は１５５人。設計は東北綜企画が作成した。

工期は２０２５年１月３１日まで、総工事費は約７億５０００万円を試算。

おひさまこども園は、宮地区にある宮幼稚園と宮保育所を再編するもの。宮明神前地内に位置する宮保育所のＷ造平屋建て、延べ６９８・７９平方㍍の既存施設を利用した上で、敷地内に西棟と東棟の園舎を増築する。０歳～２歳児を保育する西棟はＷ造平屋建て、延べ１３４・８２平方㍍。３歳～５歳児を教育する東棟はＷ造平屋建て、延べ９６・３０平方㍍。増築工事のほか、外構工事や既存園舎改修も行う。予定園児数は１２２人。設計は相和技術研究所が担当した。工期は２４年９月３０日までを予定し、総工事費は約２億円を見込む。

なお、再編によって使用を終える園舎の利活用は検討中。