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2023-04-05# 物件(大河原)

東北農政局/角田地区・機場の設計2件/三祐コンサルと内外エンジに/統合排水機場は毎秒30~40㎥規模

東北農政局阿武隈土地改良調査管理事務所は、角田地区の排水能力強化に向けて「地域整備方向検討調査・角田二期地域統合排水機場基本設計その他業務」は4530万円で三祐コンサルタンツ、「同・角田2期地域小田排水機場ほか構想設計業務」は2055万円で内外エンジニアリングにそれぞれ決めた。

ともに簡易公募型プロポーザルで選定し、3月24日に見積もり合わせを実施。予定価格は、統合排水機場基本設計その他が4535万円、小田排水機場ほか構想設計が2074万円。

角田市と丸森町を対象とする角田地区は、受益面積が3460㌶。前歴事業は1984年から95年に掛けて制水門や排水機場、排水路を整備した。令和元年東日本台風で一帯は甚大な被害を受け、地域から排水能力の強化を求められていることや、施設の老朽化が進んでいるため、事業化に向けた準備を始めている。

統合排水機場基本設計その他業務は、既存の江尻第三排水機場を撤去することで不足する排水能力を補った上で機能強化を図る新たな統合機場(設計流量30~40立方㍍/秒)を、改修中の江尻排水機場(同62立方㍍/秒)付近に新設するための測量や基本設計を行う。業務場所は角田市内。

一方、小田排水機場ほか構想設計業務は、新設する小田排水機場(設計流量8・7立方㍍/秒)と、既存の堀切排水機場について設計流量を1・0立方㍍/秒から8・7立方㍍/秒に強化する構想設計をまとめる。

加えて、新設する小田排水機場につながる小田排水路に接続する横倉堀排水路(延長1060立方㍍。設計流量2・0立方㍍/秒)と、サイホンとなる中谷地排水路(延長76㍍。設計流量3・0立方㍍/秒)の改修に向けた構想設計も作成する。業務場所は角田市内および丸森町内。

2件とも、履行期限は24年2月28日。

 

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