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2023-05-26# 物件(大河原)

蔵王町/産業用地適地を公表/宮地区9haが最良候補/既存産業集積を活かした団地へ

蔵王町は、産業用地の造成適地調査の結果を公表し、向山工業団地に隣接する宮地区の9㌶を最良候補地とした。

最良候補地となった宮地区は、国道4号に隣接し、東北自動車道白石ICから近く、交通アクセスが優れていることや上下水道、高圧送電線等の基幹的なインフラが整備されており、産業用地として優位性が高い。また、地区周辺は「工業・物流拠点」に位置付けられ、向山工業団地や大除工業団地が近接している。

このほかの候補地として小村崎地区と宮地区5カ所を抽出した。

開発整備の方向性は、「蔵王町向山西産業団地(向山・ファクトリーパーク)」(仮称)を開発テーマに掲げ、既存の工業団地と一体となった産業団地の形成を図る予定。

今後は、県が掲げる「宮城県ものづくり基本計画」と連携を図りつつ、半導体製造装置の大規模製造工場や多様な電子部品製造業といった既存産業集積の活用を検討。自動車関連産業や高度電子機械産業など戦略的ターゲット業種を主体とした産業団地づくりを目指す方針だ。

立地希望企業に対しては、意見交換を行いながらオーダーメードで区間を販売する「エントリー&オーダーメード方式」を採用し、従来の造成手法にとらわれず、迅速な用地提供と企業誘致の促進を図るとしている。

このほか、周辺整備として、区画道路や防災調整池、上下水道などのインフラ施設を整備を図る。

 

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