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みやぎ建設新聞 ピックアップ記事

2023-05-29# 物件(仙台圏)

仙台市/23年度の公共施設マネジメント取組事業/学校9校の改修設計作成へ/大型施設は国際C、教育C、広瀬文化Cで改修設計

仙台市は、公共施設総合マネジメントプランに基づき2023年度に取り組む事業を公表した。本年度は太白区文化センターの基本計画や仙台国際センターなどの改修設計を進める方針だ。

公共施設総合マネジメントプランは公共施設を効果的・効率的に活用してサービスを持続的に提供するため、経営的な視点に基づき長寿命化など今後の施策を記載したもの。

市の公共施設は昭和40年代後半から政令市へ移行した1989年前後に多く整備され、現在は老朽化した施設が多く、大規模改修や建て替えが必要な時期を迎えている。

同市では、これまでに学校や市民利用施設を中心とした約300施設の劣化調査の結果を踏まえて、改修基本計画の策定や改修設計、長寿命化改修などを進めている。

このプランに基づき本年度は大規模な施設(A群)として、太白区文化センターの改修基本計画と、仙台国際センター、教育センター、広瀬文化センターの改修設計に着手する。

このうち、広瀬文化センターの改修設計については5月に指名競争入札を行い委託者を東北設計計画研究所に決定した。施設規模はRC造地下1階地上4階建て、延べ4687平方㍍で、外壁や屋上防水、内装に加え、給排水や受変電などの各設備も改修を計画している。

中規模施設(B群)では、学校の袋原小学校、古城小学校、南小泉小学校、幸町中学校、鶴が丘中学校、人来田小学校、五橋中学校、広瀬小学校、七郷小学校の9校を対象に改修設計に着手する。

このほか、児童館の高砂、遠見塚の2施設、高砂、長命ケ丘、黒松、広瀬の市民センターの4施設、芦の口、遠見塚のコミュニティセンターの2施設、高砂老人福祉センター、高砂保健センターの保健・福祉施設の2施設、消防施設として泉消防署、図書館の広瀬図書館の改修設計を進める計画だ。

さらに、施設の質・量の適正化に基づいて、太白区生出地区の複合化施設の基本設計に着手する。これは、市民センターなどの機能を担う複合施設を整備する計画で現在、設計業者8社を指名しプロポーザルの手続きを開始している。6月中には候補者を特定する予定だ。

また、民間活力導入・市民協働の推進に向けて、泉区役所建替事業について、庁舎基本設計・実施設計を引き続き進めるとしている。

 

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