2026-09-08# その他
宮城県/事業費100億試算 県南の支援学校集約/大河原に校舎建設、34年度開校へ/9000㎡を超える規模想定
宮城県は、県南部の特別支援学校の狭あい化や老朽化の解消に向け、2市1町の支援学校集約を検討している。角田市の角田支援学校、白石市の同白石校、柴田町の船岡支援学校を集約し、併せて高等学園の新設も方針に入れた。2034年度の開校を目指す。想定する入学者数や校舎などの規模は、24年度に開校した「秋保かがやき支援学校」を超える見解を示した。
7日に宮城県特別支援教育将来構想審議会を開き、支援学校の今後の在り方について協議した。現状として、知的障害支援学校および小中学校特別支援学級の児童・生徒数の増加や校舎の老朽化、長距離通学を課題に挙げた。また軽度知的障害の生徒の学び場として高等学園のニーズが高まっている状況も示し、整備の必要性も追求した。
こうした課題の解消に向け、角田、白石、柴田の各支援学校を県南中心部に当たる旧大河原商業高校跡地に集約する方針案を掲げた。JR大河原駅から徒歩10分と好立地となる。集約と併せ、軽度知的障害に対応した高等学園の新設も検討する。「知肢併置校」と位置付け、障害種を超えた共生社会の実現に向けた教育を提供する。供用開始の34年度の入学者数は300人弱を仮定した。
整備予定地は約4・7㌶。新校舎は、延べ9000平方㍍弱を基準としている。校舎のほか、寄宿舎、グラウンド、実習畑、駐車場(バス待機場)、体育館などが整備対象となる。総事業費は100億円を試算している。
26~27年度にかけて解体工事を進める。27年度に大規模事業評価を行い、28~33年度で設計と建設工事。34年度の供用開始を目指す。設計および工事の発注方式は未定。
現学校の諸元は、▽角田支援学校(知的障害、校舎=3413平方㍍、運動場=6834平方㍍)▽同学校白石工(知的障害、同=338平方㍍、同=なし)▽船岡支援学校(肢体不自由、同=7685平方㍍、同=1975平方㍍)―。


