2026-09-15# その他
宮城県/県内の福祉施設整備事業者募集/仙台市は特養150人超で2月決定/多賀城市は市内全域で100人規模
建築費の急騰や事業者の赤字経営増加、介護職員不足などを背景に、全国の福祉施設整備は難しい舵取りを迫られている。こうした中、宮城県内では2027年度に向けた特別養護老人ホームや障害者支援施設などの整備事業者の募集が相次いで開始された。各自治体の公募条件と募集動向をまとめる。
宮城県は6月から27年度の「社会福祉施設等施設整備事業費補助金」の採択事業者選定へ募集を進めている。補助対象施設は、障害者支援施設、居宅介護事業所などの障害福祉サービス事業所で、整備区分は創設や増築、改築および修繕など。今月1日で募集は終了しており、10月から12月にかけて選定作業を進め、27年3月下旬に事業決定する見込みだ。
仙台市は、「特別養護老人ホーム」や「小規模多機能型居宅介護」などの事業者を募集中。このうち特別養護老人ホームは市内全域で、150人から200人分程度の新設および増設が対象。今月末までの応募受付、来年2月上旬の選定結果通知を予定している。
多賀城市は広域型特別養護老人ホームの整備事業者の募集を8月から開始している。市内全域を募集圏域とし、1施設定員100人(7割以上はユニット型)を整備する。開設時期は27年3月1日までを予定。このほか、域密着型サービスの小規模多機能施設、看護小規模多機能施設についても募集中で、1施設の定員は29人となっている。いずれも11月上旬の選定結果通知予定だ。
名取市も過年度より、グループホームなど地域密着型サービス施設の整備事業者の選定を進めていた。「小規模多機能」「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」「認知症対応型共同生活介護」を各1事業所ずつで募集をかけ、小規模多機能で候補者を選定した。居抜きによる整備を検討中で、27年度中の開設を予定している。今後、市と事業者でヒアリングを進めていく。ほか2事業所も来年度以降の再公募を検討する。
◎民間も各地でGHを計画
民間企業による、グループホームの建設が随所で計画および着工中だ。
ケアパートナー(東京都港区 髙山尚弥代表取締役社長)が運営するグループホームは大崎市と仙台市太白区で整備が進められている。大崎市古川には、老人ホーム「ソエルガーデン古川」と、障害者グループホーム「パートナーガーデン古川」の開設を12月に控えている。太白区の老人ホーム「ソエルガーデン太白」は来年2月の開所予定だ。
このほか仙台市内では、泉区で山形県の企業による有料老人ホーム建設の動きが見られる。延床面積は3000平方㍍規模で、86室を確保する計画。市中心地の青葉区にも60床規模の老人ホームの建設を計画している。
このほか、大和町でもグループホームの建設計画が加速している。


