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2023-04-11# その他

宮城県/仙台塩釜港中長期ビジョン検討/24日まで参加受付/カーボンニュートラルの検討など

宮城県は10日付で、「仙台塩釜港中長期ビジョン検討業務委託」を標準型総合評価落札方式で公告した。

参加申請は今月24日まで、入札書と技術資料は同26日まで受け付け、翌27日9時40分に開札する。予定価格は2245万7000円。参加資格は、県内に本社または営業所を有する建設コンサルタント(港湾および空港)A等級で、2013年度以降に公的機関発注の長期構想策定業務あるいは港湾計画書(新規または改定)作成業務の元請け履行実績を有することなどを求める。

仙台・塩釜・松島・石巻の4港区で構成する仙台塩釜港は、13年6月に改訂した現港湾計画の中で「東北をけん引する中核的国際拠点港湾」の実現を目指す。

本業務の目的は、カーボンニュートラルやAIを含むDXの推進や、働き方改革に伴う時間外労働の上限規制に起因するモーダルシフトなど、港湾を取り巻く情勢変化がおよぼす影響や、今後の港湾に求められる機能を整理し、港湾計画改定に向け検討を実施する。

業務内容は▽港湾情勢の変化に伴う課題の整理、方向性案の検討・まとめ▽港湾計画の軽易な変更資料作成▽懇談会対応─。

業務に当たっては「仙台塩釜港カーボンニュートラルポート協議会」(CNP協議会)を踏まえた、脱炭素推進計画の動向の整理、課題検討、カーボンニュートラルの取り組みに係る課題検討を行う。またクルーズ船やプレジャーボートの受け入れに関する課題検討、他港を含む大規模災害の発生を見据えた防災・減災対策、BCPの取り組みの方向性案なども検討する。履行期間は24年3月29日。

なお本業務に関連する「仙台塩釜港貨物需要等調査検討業務委託」「仙台塩釜港カーボンニュートラルポート形成計画策定調査業務委託」はいずれも三井共同建設コンサルタントが担当した。

 

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