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2023-04-10# 物件(仙台圏)

仙台市/23年度の保育所等老朽化施設の事業者募集/7月に補助対象決定/施設の改修や設備の改造、改築が対象

仙台市は2023年度の保育所等老朽化施設対策整備事業者の募集要領を公表した。

入所児童の安全確保および保育環境の改善を図るとともに「仙台市すこやか子育てプラン2020」に定める保育の提供量の維持を目的とし老朽化した保育所および認定こども園の施設の大規模修繕および改築整備を行う事業者の募集を行うもの。

応募者の資格は、事業の運営内容および財務内容が適正であり、過去3年間の決算状況において3年連続して赤字ではなく、本整備事業を行うにあたって必要な資力が十分にあること。老朽度調査の結果および耐用年数の超過年数が以下の基準となる老朽度調査の結果木造施設の老朽度5150点以下か非木造施設の現存率80㌫以下耐用年数の超過年数6年以上であることなど。

補助制度は「就学前教育・保育施設整備交付金」となり、認定こども園の教育機能部分についても補助対象となる見込み。

補助金額および補助対象経費等は国要綱に定められた通りとする。整備の例として定員120人の施設改築事業として特殊付帯工事、解体工事および仮設施設整備有りの場合、工事費、事務費、実施設計費、解体撤去工事、仮設施設整備工事費が補助対象とし、金額は補助対象経費の4分の3が認められ、上限額は2億4602万7000円。

整備手法は一定年数を経過して使用に堪えなくなった施設の改修や各種設備の改造等の整備となる大規模修繕、老朽化した既存施設の改築(一部改築を含む)や建替え等の整備となる改築整備。

整備は2023年度に実施設計および着工、24年度の竣工、新園舎の保育開始とし2カ年の整備事業としている。スケジュールは6月16日までに事業申請書の提出、7月下旬に補助対象事業者決定、8月上旬に国庫協議、8月下旬に施設整備補助に関する審査委員会、10月上旬に国庫内示および実施設計開始、12月ごろから工事入札、着工としている。

なお、事業実施に際しては地元建設業者等の積極的な活用検討、宮城県産木材の利用促進事業の検討を進めている。

 

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