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2023-09-08# 物件(仙台圏)

ラサールロジポート投資法人/優先出資証券取得を発表/仙台市内の倉庫約5万㎡/施設着工は来年下半期見込む

ラサールロジポート投資法人(東京都千代田区丸の内1の11の1)および同法人が資産運用を委託するラサールREITアドバイザーズは、ジャパン・ロジスティクス・デベロップメント2特定目的会社(東京都中央区日本橋1の4の1)が、仙台市で今後開発予定の倉庫を裏付け不動産とする優先出資証券を取得すると発表した。

同投資法人が発表した内容によると、対象となる特定資産は仙台市に所在する土地(面積約2万6000平方㍍、用途地域=工業専用地域)および今後建設される倉庫・事務所(S造4階建て、延べ約5万平方㍍)で、2024年下半期の着工、26年上半期の竣工が見込まれている。

同特定目的会社のアセットマネージャーであるダイヤモンド・リアルティ・マネジメントが開発およびリーシング活動に注力し、同開発計画の収益物件化を図るとし、同投資法人は同開発計画の竣工後、稼働率等の状況を踏まえ、適切なタイミングで同開発計画物件の取得を検討するとしている。

同投資法人の発表内容には開発計画地の詳細は示されていないが、本紙に寄せられた情報では、対象地は仙台市泉区の流通工業団地内である公算が強い。この場所にはこれまで大手電子部品会社の開発技術部門があり、同部門の宮城県北部大崎地域への移転に伴い跡地をすでに外資系ファンドが主体となる特定目的会社が取得していた。

東北自動車道・泉ICからほど近い仙台市泉区や隣接する富谷市内では複数の新規物流センター開発の動きが続いている。

 

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