HOME

みやぎ建設新聞 ピックアップ記事

2023-04-07# 物件(仙台圏)

多賀城市/山王小校舎の長寿命化実施設計/盛総合設計に決まる/RC造延べ約5000㎡、スケルトン改修を想定

多賀城市は「令和5年度山王小学校校舎長寿命化改良工事設計業務委託」の指名競争入札を行い、1落の2450万円で盛総合設計に決めた。入札には同社のほか構建築設計事務所、菅伸建築設計事務所、環境デザイン工房、関・空間設計、マド建築綜合設計、エーテック、桂設計、楠山設計、相和技術研究所、群建築設計事務所、日新設計、エコサーブ(失格)が参加した。予定価格は2530万円。

山王小学校はRC造4階建て、延べ5486平方㍍で、1978年から81年に建設された。築後45年が経過し建物が老朽化していること、学校周辺で農地の住宅地開発が進み児童数が増加したことから、既存校舎の建築と電気、機械各設備の改修工事を行い、さらに14教室分の広さを確保する校舎を敷地内(グラウンド)に増築する。

今回の業務では、建物の躯体だけを残すスケルトン改修を想定し建築、電気、機械設備の各長寿命化改良工事の実施設計を行う。履行期間は2024年3月22日まで。

事業全体を見ると、2023年度は既存校舎の今回の長寿命化改修工事設計を行うほか、外構の整備や渡り廊下新設工事を実施。併せて増築校舎(担当=日成ビルド工業)と、仮設校舎(担当=東海リース)を新築する。

24年度から25年度にかけて既存校舎の東側、25年度から26年度にかけて同西側の改修工事を行う。26年度末までに仮設校舎の解体を終える。

 

#記事カテゴリー