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2023-09-05# 物件(石巻・気仙沼)

県石巻港湾/雲雀野地区の地質調査/参加受付は15日まで/新規耐震岸壁の背後地が対象

宮城県石巻港湾事務所は4日、「雲雀野地区地質調査業務委託」を総合評価落札方式(簡易型・施工計画型)で公告した。新規に整備する岸壁の背後地を対象とする。

申請は今月15日まで、入札書や技術資料は同20日まで受け付け、翌21日10時に開札する。予定価格は3993万7000円。

参加資格は、県内に本社または営業所を有する地質調査(土質調査)A等級かつ、建設コンサルタント(土質・基礎)A等級など。

業務内容は地質調査業務と設計業務で、機械ボーリング5本、標準貫入試験82回、サンプリング39本、土質試験一式、軟弱地盤技術解析一式のほか、構造物安定性照査、造成計画基礎資料作成の各一式を行う。履行期間は2024年3月22日。

対象箇所は、今年度に国が新規事業化した耐震強化岸壁となる雲雀野マイナス12㍍岸壁ふ頭用地の背後地と、南側(沖側)で今後の造成を予定する雲雀野E区、その東側で防潮堤の安定性照査を行う雲雀野D区。

マイナス12㍍岸壁ふ頭は、雲雀野中央ふ頭北側で東西方向に延長約240㍍で計画。国主体で整備を行い、現在は本体構造を検討中。また本年度は初弾となる海上地盤改良工事が発注される見通し。

またマイナス12㍍岸壁ふ頭の計画地の西側隣接地には、県が廃棄物埋立護岸の造成を計画している。8月31日に開札を予定していた「雲雀野地区廃棄物埋立護岸地盤改良工事」については中止とし、善後策を検討している。

 

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