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2026-04-23# 物件(石巻・気仙沼)

東北農政局北上土地改良/東松島市・吉田川河口の統合機場設計を委託/排水能力は毎秒5.6立方㍍

 東北農政局北上土地改良調査管理事務所は東松島市内で行う排水機場の統合に関し、実施設計業務を三祐コンサルタンツに委託する。簡易公募型プロポーザルで委託者を募った「国営総合農地防災事業全体実施設計 吉田川流域地区中下・浅井統合排水機場実施設計業務」について、同社を選定した。機能強化に向けて統合する中下(なかしも)排水機場と浅井排水機場に関し、新排水機場の実施設計を委託する。

 プロポは3月上旬に公募を始め、4月8日まで技術提案書を受け付けた。提出したのは三祐コンサルタンツを含めて3社。今後、5月11日に見積もり合わせを行い、5月下旬までに契約する考え。同社は新排水機場の基本設計を担当している。

 吉田川流域を対象に、本年度から国営総合農地防災事業の全体実施設計を行う。近年の豪雨によってほ場の水没が懸念されるため、排水能力の低い排水機場を統合し、機能強化した新排水機場を整備する方針。

 吉田川流域の受益面積は、大崎市、東松島市、大和町、大郷町、松島町またがる約4500㌶。国営事業化に向けて23年度から国営土地改良事業地区調査を推進してきた。宮城県が整備した既存の排水機場19カ所を対象に、機能強化を図っていく。

 19カ所のうち、最も下流側にあるのが中下排水機場。現在の排水能力は毎秒1・67立方㍍。中下排水機場より上流側にある浅井排水機場は、排水能力が毎秒1・5立方㍍。

 新排水機場の建設地は、吉田川河口の右岸側となる東松島市野蒜長沼地内。中下排水機場より少し上流側に位置する。現時点では口径1000㍉㍍の水中ポンプ2台、同350㍉㍍の水中ポンプ2台の計4台を設置する。排水能力は毎秒5・6立方㍍を見込む。

 三祐コンサルタンツには新排水機場に関し、機場工や樋門・樋管工および建屋の実施設計をまとめてもらう。建屋については、設計の段階で基礎型式を固める。このほか、護岸工や仮締切堤、山留工の設計一式と、水理計算、土工計画、施工計画の検討、概算工事費の積算などをまとめてもらう。履行期限は2027年2月26日まで。

 

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