2026-04-24# 物件(石巻・気仙沼)
東北農政局北上土地改良/南方揚水機場の基本設計プロポ/5月11日まで参加受付/毎秒30立方㍍超の大型揚水機場へ改築
東北農政局北上土地改良調査管理事務所は宮城県登米市内にある揚水機場の建て替えに向けて、基本設計を委託する。簡易公募型プロポーザルで委託者を選定することとし、23日に「国営土地改良事業地区調査 旧迫川二期地区南方揚水機場基本設計業務」の公募手続きを開始した。排水で毎秒30立方㍍を超える大型の機場に造り変える。
プロポーザルの参加対象は、東北農政局の参加資格のうち「建設コンサルタントA等級」に登録している事業者。参加表明書を5月11日まで受け付け、資格要件を満たした事業者には技術提案書を同21日から6月9日の間に提出してもらう。提案内容を審査し、特定した事業者には6月19日に結果を通知する予定。同30日に見積もり合わせを行う。
登米市と涌谷町の受益面積4972㌶を対象とした旧迫川二期地区には、昭和40年代から直轄で整備した揚水機場が5カ所ある。いずれも建物や設備の老朽化が進んでいる上、揚水・排水能力がひと昔前の水準になっている。特に排水機能が低く、近年の大雨に対応できず、水田の湛水被害が増えている。そのため、南方、米山、高石の機場を建て替え、山吉田、西舘の機場は建物、設備の改修を行う。高石と山吉田の機場については、過年度に基本設計を委託している。
今回、基本設計を行う南方揚水機場の既存施設は、1966年から78年にかけて整備した。RC造一部2階建て、延べ567平方㍍の建屋に、口径1000㍉㍍の立軸斜流ポンプ1台と1500㍉㍍の立軸斜流ポンプ3台の計4台が備わっている。能力は揚水が毎秒2立方㍍、排水が毎秒15・2立方㍍。
建て替える機場には、口径1000㍉㍍を2台、1500㍉㍍を1台、1800㍉㍍を3台備える予定。いずれも立軸式とする。6台分の能力は、揚水が現行の毎秒2立方㍍を維持するものの、排水は毎秒31・58立方㍍に倍増する。これらの設備を収める建屋となることから、既存施設より延べ面積のサイズアップが想定される。
プロポで特定された事業者は、機場と樋門・樋管の設計および建屋、護岸、仮締切堤の設計をまとめる。建屋の規模・構造については、設計の段階で事業者からの提案を求める。このほか、概算工事費の積算、設計計画、水理計画、土工計画などをまとる。履行期限は27年3月19日まで。



